ez-Linkカードについてウソを付いてしまっていたかもしれない?
シンガポール版Suicaと言えるez-Linkカード。
以前その使用方法をまとめた記事を書かせていただきました。
【記事はこちら】
この記事の中でシンガポールに住むほぼ全ての人が持っているとお話ししましたが、ウソをついてしまったかもしれない、という話を今回はしたいのです。
というのも実際にボク自身が最近そのez-Linkカードを持ち歩いていないのです。
シンガポールで電車やバスの現金での乗車はとてつもなく不便。
買い物やファストフード店などにも使えてめちゃくちゃ便利なez-Linkカードを持ち歩いていない、とはどういうことなのでしょう?
結論から先に言います。
銀行のキャッシュカードにez-Linkと同じような機能が付いていたのです。
今回言いたい事は以上なのですが、気になる方の為に少しだけ掘り下げてお話ししていこうと思います。
エラーはいろんなICチップ付きカードが原因という思い込み
シンガポールで生活を始めてすぐに購入したez-Linkカード。
Suicaのように財布の中にいれたまま使用できるし、買い物にも使用できるので大変重宝していました。
しかしある日を境に事件が起こります。
いつものように改札口で財布をかざしてみると必ずエラーが出てしまうのです。
「なんでなん!?」
と思ってez-Linkカードを財布から取り出して直接かがしてみるとすんなり改札ゲートがオープン。
カードが壊れた訳ではなさそうでした。
いっしょにいた会社の同僚は「シンガポールはICチップ付きのカードがいっぱいあるからね」と一言。
結局その時はシンガポール生活をする上でいろんなカードが増えてきたから、他のICチップが重なってエラーを起こしているだと納得しました。
本当はその時に「なぜ今日から使えなくなったのか」を考えれば良かったんですけどね。
シンガポール人の友人「なんでez-Link持ってるの?」
財布に入っているカード類は最低限でどれも省く事はできない物ばかり。
それから改札をくぐる時は、いちいちez-Linkカードを財布から出してタッチするという日が続いていました。
便利さに慣れるっていうのは怖いですね。
そんな手間すらも「めんどくせー」って思っちゃっていました。
非接触型カードをわざわざ財布から出さなくてはいけないというもどかしさ。
そんなストレスを解決してくれたのはシンガポール人の友人が放った一言でした。
シンガポールのクレジットカード申込みを検討していたボクは、友人とご飯を食べている時にいろいろ話を聞いていました。
その時たまたま財布を開いて見せるタイミングがあって、カード類を見た友人がこういったのです。
「なんでキャッシュカードとez-Link両方を財布に入れてるの?」と。
言っている意味が全然わかりませんでした。
機能がまったく違う2枚のカードを「どうして一緒に入れているの?」と聞かれても答えようがないのです。
ボクからしてみると免許証とクレジットカード両方を財布に入れている理由はなに?と聞かれているくらいその質問の意味がわかりませんでした。
友人はこう続けました。
「そのキャッシュカードはez-Linkの機能も付いているはずだよ」と。
信じられますか?
あなたの銀行のキャッシュカードにSuicaの機能が付いているという事です。
シンガポールで生活している人なら、シンガポールの銀行で作ったキャッシュカードをほとんどの人が持ち歩いているはず。
それがez-Linkになるとしたらシンガポール在住の人は、キャッシュカードとクレジットカードだけを持っていればほぼ全てがどうにかできてしまう事になるのです。
実際その日の食事の帰りに駅で試してみたらキャッシュカードで改札を通る事ができたのです。
ez-Linkがいらないかどうかはマークで判断
という訳で友人の一言から今はez-Linkなしで生活することができています。
カードが1枚減った事と直接財布をかざして改札を通る事ができるようになって大満足のボク。
気がつけばez-Linkを財布にいれたまま使用できなくなったのは、銀行のキャッシュカードを一緒に入れるようになってからだったのでした。
その時に気付くべきでしたね。
要は財布の中には2枚のez-Linkが重なって入っていたようなものです。
そりゃエラーになりますよ(笑)
ではシンガポールの銀行のキャッシュカードならどれでもez-Linkの機能がついているのでしょうか?
それは直接カードを見て確認してみればわかります。
友人いわくカードにこのマークが付いていればOKとのこと。
このマークはシンガポールの公共交通機関のロゴでMRT(電車)やバスなどでよく見かけます。
カードのどこかにこれが付いていればこのキャッシュカード自体に現金をチャージしてMRTやバスで使用する事ができます。
注意点:ez-Link同様、カードにお金をチャージする必要あり
使用した分を直接銀行から引き落としてくれる訳ではありません。
ez-Link同様、駅の券売機でクレジットカードや現金でこのカードに随時チャージしてください。
という訳でシンガポールに住む人はez-Linkの機能は誰もが利用しているが、その全ての人がez-Linkカードを持っているかというとそうでもないのかもしれないという記事でした。
ボク的にこれを知った時は驚愕でした。
キャッシュカードがSuicaになるなんて。
日本国内も東京オリンピックに向けていろんな準備が進められていますが、同様の機能が使えるようになる日も遅くないはず(すでにあったらスミマセン笑)。
そんなこんなでハイテク国家としても知られるシンガポールに驚かされた日でした。
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