こんにちは、スーツケース1個で生きるライトネシストことアーメイです。
・元レベル上げが趣味のゲーマー
・元インディーズバンド発掘隊
・元スパイダーマン収集家
・元無料のマンガ喫茶状態
こんなカオスな生活を送っていたボクが、何となく自分の生き方を見つけ、物と場所への執着を捨てて身軽に生きていこうと決断することができました。
【1話から読む】
しかし頭の中にやんわりと理想像が生まれたものの、どうして行くかという具体策には至っていませんでした。
そのため仕事やプライベートの実生活のふとした瞬間に「これって身軽に生きることに繋がるのかなぁ」と考える事が増えていき、それを繰り返すうちに少しずつ方向性が見えてきたのでした。
今回はライトネス(身軽)な生き方とはという事について、もう少し踏み込んでお話ししていきましょう。
【この記事の内容】
・ライトネス(身軽)とはどんな状態をいうのか
・身軽さを支える3つのキーワード
・各キーワードに沿った具体的な生き方
身軽(ライトネス)な生き方ってどんな状態?
身軽な生き方というのはどんな状態を指すのか。
それが自分自身の中でまとまらない限り、具体的な変化はできません。
『身軽に生きている人』
これを思い浮かべたときに最初に出てきたのはムーミンのスナフキンでした(笑)
少ない荷物でふらっと帰ってきたと思えば気が付くとまた旅へ出ている、そんなキャラクターです。
ピーターパン同様、彼も自由に生きていきたいと感じている人たちのカリスマ的存在ですね。
「でもなんか違うんだよな・・・」
ボクの理想とスナフキンとの間のズレはどこにあったのでしょう?
少しずつ見えてきたのは、ボクは場所に執着しない生き方をしたいけど生活拠点はしっかりと持っていたいという部分でした。
最近も『身軽に生きる』という事を公言していると、フラフラしているように思われることが多いです。
しかしボクが欲した身軽さは何が起きてもいつでもすぐに動けるための準備であり、コロコロ場所を変えることではありませんでした。
そんな理想を突き詰めていった時、自分の中に3つのキーワードが生まれました。
それはこのサイトのトップページでも紹介しているこの3つです。
身軽(ライトネス)に生きる為の3つのキーワード
『行きたい場所に行く、居たい場所に居る』
どこでも生きていける人間になることを決めた時、物を減らすような物理的な問題以上に、自分の内面に向き合う必要性を感じ始めました。
そして自分の中に3本柱とも言えるキーワードが生まれたのです。
キーワード①:フットワーク
身軽になるには何と言ってもその言葉の通りまずは『フットワークの軽さ』は必須です。
これには物や住む場所との付き合い方だけでなく、ノリの良さが重要です。
物に関しては必要以上に持ち過ぎず、身動きが取りやすい事。
突然「引っ越せ」と言われたとして、次の日には部屋を出ていける状態を目指しました。
しかしこの状態にするのにも3年くらいはかかりました。
もしみなさんが同じ目標を持つのであれば、まずは1個買ったら1個手放す。
手放せないなら買わない、という様に増やさない事が当たり前になると自然と物は減っていきます。
次に住む場所は買わずに借りる。
投資などの目的の場合は別ですが、その場所から動くのが難しくなるような選択はしないことに決めました。
ボクが北海道に一軒家なんて建てたときは終活を考えたときかもしれません(笑)
そして最後はノリの良さ。
これは主に“自分が経験したことのない事”に対してです。
もし今までにやった事がない事に誘われたらまずはやってみる。
「自分には向いていないだろう」と想定の中だけで生きていては、想定外の出会いは難しくなります。
自分の世界を広げていくためにノリの良さ重要です。
(逆にイヤイヤ付き合うような意味のノリの良さは排除しました)
キーワード②:ポータブルスキル
ある本で『ポータブルスキル』という言葉を読んだときに「これだ!」と思いました。
持ち運べる能力、要するにどこへ行っても通用するスキルの事です。
例えばビジネスマナーやプレゼン能力などがそうですし、現代はエクセルやワードが使えることもポータブルスキルと言えるでしょう。
勤めている会社特有のガラパゴス的な能力ではなく、どこへ行っても応用が効く能力を優先的に伸ばして行こうと決めました。
ただしこれにばかり集中してしまうと特徴のない人間になってしまう可能性があるので、ボクは“建築業で生きていくとして”という前提を付け加えました。
どこでも必要とされる事と何でも屋さんになる事は違う。
そのどちらの人間になるかは、“自分が何者であるか”を明確にしていけるかどうかが左右します。
Level1:この会社なら通用する
Level2:北海道なら通用する
Level3:日本なら通用する
Level4:日本以外でも通用する
Level5:どこの国でも通用する
いつしかこんなステップアップを望むようになっていました。
元ゲーマーだったボクの現実世界での途方もないレベル上げの始まりです。
(レベル99がマックスだったらゾッとする)
キーワード③:コミュニケーション
3つ目のキーワードは『コミュニケーション』です。
先ほどと少し矛盾しますが、専門性を持つ理由はどこでも必要とされるための手段であり目的ではありません。
ボクにとっては特別なスキルを持つことが近道だと感じたから建築業に絞っていますが、正直言うと誰かが必要としてくれるなら仕事は何でもいいと思うんです。
『何をしているかより、誰としているか』
これは仕事を楽しむ上でのボクなりの確信です。
ボクは単純作業が死ぬほど嫌いなんですが、もし流れ作業を任されても隣に面白い人が座ってずっと笑わせてくれるなら「その仕事が好きだ」と言うかもしれません。
逆に大好きだと思っていた業務も苦手な人との人間関係でイヤになってしまったなんて事は、誰にでも少しは経験があるはず。
結局どこへ行ってもよい人間関係が作れないと仕事を好きになる事は出来ない。
そう考えたらシンプルにコミュニケーション能力の成長が必要でした。
でもコミュニケーション能力というのは結局どんな事をいうのでしょう?
ボクはこのふたつを“深さ”と“広さ”に分けて考えました。
コミュニケーション能力の“深さ”
ボクにとってコミュニケーション能力の深さとは一言でいうなら人格です。
じっくり話を聞く事ができたり、利己的にならずに相手に心を向ける事が出来たり、偏見のない目で見れる事だったりします。
こればかりはテクニックや小手先の学習でどうにかなるものではありませんし、誰もが死ぬまで学び続ける事でしょう。
成長には膨大な経験と時間が必要となる面です。
コミュニケーション能力の“広さ”
コミュニケーション能力の広さとは理解の幅です。
年代や性別、宗教や国籍に関わらず意思の疎通ができる幅を広げていく事です。
深さとの大きな違いは知識や学習ですぐに変化していける点。
自分とは違う世代、違う宗教、違う国などについて勉強するだけでそれはどんどん広げていく事ができます。
それを考えたときにまずボクがやるべき事は他言語を学ぶことでした。
日本語だけで会話ができる人の数は約1憶3000万人。
世界人口70億人に対してこれだけの人としか意思を交わす事ができないのです。
自分のスキルを世界の誰かが必要としてくれるかもしれないのに。
こうしてアラサー男の英語学習が始まりました。
もっとも苦手な教科が英語で、海外の興味がゼロだったのに。
ライトネシストとしての人生が始動
この3つのキーワードを元に『身軽に生きる』という方法が具体的になった時、ライトネシストとしての人生が始まりました。
【フットワーク】
・物を減らして明日でも引っ越しができる状態に
・家は買わずに借りる
・やった事がない事の誘いを受けるノリの良さ
【ポータブルスキル】
・ガラパゴスな能力はいらない
・“自分が何者であるか”を明確に
・目標はどの国でも通用する人間
【コミュニケーション】
・何をするかより誰とするかを大切にする
・人格を磨いてコミュニケーションの深さを手に入れる
・多言語を学んでコミュニケーションの広さを手に入れる
これが身軽に生きていく為のボクなりの答えです。
まだこの数年後にシンガポールに移住しているなんてことは夢にも思っていませんでしたが(笑)
まぁ今の状況を振り返るとあながち大きな間違えはしてなかったと言えると思います。
次回からは第2章とも言えるでしょうか。
実際にシンガポール移住にいたるまでの話をしていこうと思います。
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