「海外で暮らしてみたいけど何から手をつければいいかわからない」
「どこにいても暮らせるような人間になりたい」
「今の自分に行ける国はどこか知りたい」
そんな疑問や願望を持っている人へ。
これを書いているボクはスーツケース1個分の荷物だけで生きているライトネシスト(身軽に生きる人をいう意味の造語です)。
会社員でありながら毎年海外一人旅を繰り返すたびに、海外へ移住したい気持ちが高まり、シンガポールへ移住することができました。
今回はそんなボクの背中を後押ししてくれた本を5冊ご紹介したいと思います。
【この記事の内容はこちら】
・海外移住の参考になる本がわかる
・ついでに身軽に生きるために必要なこともわかる
・読んだ本を実際に活かすコツがわかる
この記事を読んだ後は以上のことを知ることができる本を見付けられるでしょう。
ではさっそく本題へ行きましょう!
海外移住希望者が読むべき5冊の本
ボクが今現在の生活に至るまでに読んだ本の数は決して少なくありませんし、たくさん勧めたい本があります。
ですが、選択に迷うことがないように少ない数でオススメをまとめました。
実際に移住する際に必要な手続き準備に加え、どういった考え方が必要なのか、どういった人が望んだ生活を手に入れることができるかという部分も学ぶことができる本ばかりです。
その①:海外移住後も保存しておくべき一冊
正直に言いますが、ボクはこの本のタイトルが嫌いです。
脱出という言葉があたかも日本という国が多くの人にとって暮らしづらい環境にあるよう。
これを書いているボク自身、日本、強いては生まれ育った北海道が大好きですが、挑戦の場として海外を選んだからです。
しかし内容は一読の価値はあり。
海外で働くということ、子供がいる場合はどうなのか、どういった手続きが必要なのか。
そういった基本情報を学ぶには上手にまとめられた本です。
※著者は自分の好きなタイトルをつけることができない場合もあります。
その②:海外移住という言葉がぼんやりと頭に浮かんだ人向け
こちらは海外移住とかフリーランスとして、世界のどこにいても生きていけるような生活を、ぼんやりと夢見始めたばかりの人におすすめの本です。
著者の藤村さんは実際にマレーシアで生活をしています(発売当時)ので、実体験に基づいた生の声を聞くことができる一冊です。
日本なのか海外なのかという括りではなく「世界にはこんなにもたくさんの生きる選択肢があったのか」と可能性の幅を広げてくれる本です。
その③:船出の前のような高揚感を味あわせてくれる本
こちらは一番最初の『日本を脱出する本』とは対照的な一冊です。
「日本脱出?」「日本を捨てる?」
違う。
僕らは「日本がヤバイ」からではなく、「世界がオモシロイ」から動くんだ。
〜導入部分より抜粋〜
このまま日本にいたらまずい・・・とか
グローバルにならなきゃこの先生きていけない・・・とか
そういったネガティブな理由ではなく、海外に出ることで味わえる楽しさや面白さを伝えてくれる本です。
そうしないとヤバいっていう危機感より、この先には何があるんだろうという人生の好奇心を刺激してくれます。
その④:海外赴任・海外就職者は必読の働き方指南書
海外で生活する上で、実際に現地で働くことになった方におすすめの一冊。
考え方が違う、価値観が違う、信じているモノが違う。
そんな中で仕事をするのは簡単ではない。
著者も20年間のうちに9カ国で仕事をし、何度も苦労を味わっている。
そんな著者のドキュメンタリー的な内容で大変読みやすく、実体験を元にしているので海外で働くという人にとって適切なアドバイスとなりうる一冊。
その⑤:『人生=旅』自分が望むライフスタイルで出会える本
一年をハワイ、日本、ヨーロッパと世界各地で過ごす筆者。
その中で人生の経験値として旅をすることの大切さに触れています。
『旅』にまつわる格言を通して、自分自身のエピソードを交えながら『人生=旅』と捉えることで手に入れられる本当の豊かさを教えてくれます。
海外に移住するための具体的な方法というよりは、「まずは旅行という方法でもいいから海外を自分の目で見てみよう」という気持ちになれる一冊。
ご紹介した5冊の中で読書に慣れていない人でも読みやすいのがこちらだと思います。
本を読むときにやってほしいことは『あなたの本を作る』こと
ここまでで、海外での生活や身軽に生きていきたい方にとってオススメの本をご紹介してきました。
しかし、本を読んで最も大切なのは知識を得たり考え方が変わることではなく、それを自分の人生にどう変化をもたらせるかです。
本の読み方は人それぞれですが、個人的にもっとも効率良くそういった変化に繋げていける方法をご紹介して終わります。
キーワードは『自分自身の本を作る』ということです。
具体的にいうと、良い本と出会えたならたくさん書き込んで、たくさんマーカーを引いて、たくさん角を折って自分のためだけの本にしてくださいということ。
当然本には人それぞれ相性や好き嫌いがあるので、メルカリやブックオフで売れるようにキレイな状態をキープしながら読むことは否定しません。
でもそれは一回目だけにして欲しいのです。
最初は自分が好きな内容かどうかをパラパラっと読み飛ばす。
ここで読みづらかったり自分に合わないものを無理してまた読む必要はありませんし、読む気が起きないなら売ってしまっても構いません。
しかし、もう一度読みたいと思えたなら、ボクの場合はここから本当の読書開始です。
ペンケースとコーヒーを用意したら大好きなフレーズにはマーカーを引き、自分なりの考えや解釈の仕方を空いたスペースに書き込み、段落やキーとなるページの角は折る。
そうやってどんどん自分のための一冊にしていくことで愛着が増して、内容の吸収がしやすくなり、自分の具体的な行動へとつながっていきます。
それがボクにとっての本の付き合い方でありオススメの読み方。
そして同時にこんな風にも思うのです。
『本の出版は誰にでもできることではない。しかし自分だけの本なら誰にでも作れる』
確かに、キレイに読んで売れるようにしておくことは無駄ではありません。
しかし、もしあなたが自分だけの本を作って、その先の人生が大きく変化したとしたら1,000円や1,500円程度の金額は高いでしょうか?
それよりも「どこへ行ってもこの本はずっと手放せないのよね」と言えるような素敵な本との出会いができれば、あなた自身の人生も素敵なものに変わって行くんだろうな、ボクはそう思います。
まずはこの記事をきっかけに素敵な出会いをしてもらえると嬉しいです。