「海外で購入したSIMがネット繋がらない!」
「SIMフリーなのにどうして!?」
「設定方法と試すべきことを知りたい」
こんにちは。
シンガポール在住、スーツケース1個で生きるライトネシスト です。
海外旅行を楽しもうとしたその時「スマホが全然繋がらない!」という状況は焦りますよね。
大丈夫です、ボクもそんな経験がありますし、セブ島で語学留学していた時はそれで困っている人を何人も助けてきました。
まずは落ち着いて一緒にひとつずつ設定などを確認していきましょう!
・海外のSIMが繋がらない主な原因がわかる
・そんな時の解決策がわかる
・各原因について画像付きで解消できる
海外SIMが繋がらない時に確認すべき基本設定3選
SIMを購入してスマホに指したけど、インターネットに繋がらない!
そんな時も海外に来ている事で興奮しているためか、とてもシンプルなミスをしている事があるので、まずは基本的な設定から確認していきましょう。
確認すべき基本設定
- 機内モードはオフになっている
- モバイルデータ通信はオンになっている
- そもそもSIMロック解除してあるか
こちらの3つをまずは確認しましょう。
こちらはiPhoneでも、アンドロイドでも同じです。
飛行機から降りて機内モードがそのままになってしまっていないか。
あとはデータローミングを許可していない方も多いです。
海外のネットワークを使用するので、こちらを許可しないと電波を受信する事ができません。
※ちなみに現地のSIMを使う場合、データローミングをオンにする必要はありません。
海外SIMが繋がらない原因6つと対処方法
うっかり基本設定をし忘れていた方はよかったですね。
このまま旅行をお楽しみください。
おそらくこの記事を読んでいただいている方のほとんどはここからが本番なのでじっくりいきましょう。
可能性として高い原因から順番に並べたので、焦らずゆっくり確認していきましょう。
※これ以降、アンドロイドの設定画面を参考にしていますが、iPhoneでもやるべきことは基本的にいっしょです。
原因①:APN設定をしていない
まず海外SIMが繋がらない原因として一番多いのは『APN設定をしていない』事です。
細かい説明は省きますが、APNとはアクセスポイントネームの略で接続先名のことです。
要するに買ったSIMをどの通信会社に接続しますか?という設定の事です。
SIMを挿すだけで自動で設定してくれるスマホもありますが、手動で設定しなくてはならない場合も多いです。
海外のSIMがインターネットにうまく接続されないというトラブルの際に、一番最初に確認するべき項目です。
解決方法:APN設定の仕方
ステップ1.使用するSIMのAPNを調べる
ステップ2.[設定]→[モバイルネットワーク]→[アクセスポイント名]へ
ステップ3.画面右上の[+]ボタンを押して新しい設定を追加
※項目がたくさんありますが、ほとんどの場合入力するのは[名前]と[APN]のふたつだけです。
※[名前]の項目は自分がわかりやすいもの何でもOKです。
原因②:APNが正しくない
入力した『APNそのものが正しくない』というのも意外と多い原因です。
APN設定をする時は、ネットで検索して誰かが書いた記事を参考にして入力することが多いと思いますが、その情報が正しくない場合があります。
- 記事で書かれている情報が最新のものでない
- 同じ通信会社でもSIMによってAPNが違う
解決方法:正しいAPNを調べる
その1.Google検索で期間を絞り込み新しい記事を読む
その2.英語で検索して公式ページを見る
その3.名前とAPNの項目以外で設定する場所がないか確認する。
英語で検索するのは抵抗があると思いますが、[購入したSIMの名前 APN settings]で検索すると意外と簡単に情報が出てきます。
『その3』が必要になるのは本当に稀です。
※検索するのは通信会社ではなく、SIMの名前です。
原因③:通信事業者が選択されていない
ここまでの作業で大体の方は解決できたと思います。
しかしそれでも繋がらないこと何度かありました。
その時の原因が『通信事業者設定がされていないこと』でした。
APNでは接続先の名前を設定する事であり、実際の接続は『通信事業者』の設定から行います。
解決方法:通信事業者の設定
ステップ1.[設定]→[モバイルネットワーク]→[通信事業者]へ進む(少し待ちます)
ステップ2.使いたい事業者が選択されているか確認する。
※うまくいかない場合は検索モードを手動に変えて、直接使いたい通信会社を選択しましょう。
※基本的にLTEや4Gを選べばよいですが、場所によっては3Gなら繋がったという場合もあります。
原因④:これまでに行った設定変更が反映されていない
ここまでいくつか設定をしてきましたが、『変更が反映されていないこと』が原因となっている事もあります。
解決方法:設定変更を反映させる
- しばらく待つ
- スマホを再起動
ちょっと無理やり感がありますが、実際に再起動する事で設定が反映されてインターネットに繋がった事もあります。
実際は待っていても仕方ないので再起動してしまってよいでしょう。
原因⑤:電波が届いていない・弱い
意外とやっかいな原因が『電波が届いていないもしくは弱い』こと。
こちらはボクがシンガポールのSIMのままで日本へ帰国した時にある事なのですが、空港では繋がらないけど街中へ行くと繋がるのです。
これでやっかいなのは、画面上ではきちんと電波が立っているのにも関わらず繋がらない事がある点です。
対処方法:電波がない・弱い時
こればっかりはその場所を移動して試してみるしかありません。
少し街から外れている場合は移動してもう一度試してみましょう。
下記の原因⑥の対処にも言えますが、こういったトラブルを避けるためにも現地で買うSIMは大手通信会社の物を選びましょう。
原因⑥:周波数が合っていない
一番やっかいな問題を最後にもってきましたが、『スマホが購入したSIMの周波数が対応していない場合』があります。
つまり、持っているスマホが現地の通信会社が使用している電波の周波数に対応していないという状態です。
※かなり稀ですが、実際に事例はあります。
解決方法:周波数未対応の対処
周波数が合っていない場合、購入したSIMでインターネットに接続することはできません。
解決方法は、他の通信会社の対応している周波数を調べてから、新しいSIMを購入しましょう。
周波数の確認について
その①:持っているスマホの対応周波数を調べる
→[スマホの機種名 band]で検索すると出て
- 現地の通信会社で調べた周波数に対応しているかどうか確認しましょう。
ここで重要なのは『周波数が対応していなければ、きっぱり購入したSIMは諦めること』です。
お金はもったいないですが、貴重な時間を優先して新しい他のSIMを検討しましょう。
海外SIMが繋がらないiPhone特有の症状
ここまでアンドロイドの画面で説明をしてきましたが、iPhoneでも基本的な問題は一緒です。
iPhoneは比較的そういった面では優秀なので、海外で使えないっていう問題はほぼ起きないですけどね。
そんなiPhoneですが、アンドロイドとは違った症状で海外で使用できないことがあります。
それがアクティベートできない、とかアクティベートエラーと表示されるものです。
意味合いとしては『これまでとは違うイレギュラーな使用をしようとした時に、持ち主にそれを有効化するかどうか確認するもの』って感じでしょうか。
要するに今回の場合、海外でこれまでとは違うSIMで使用を試みた時に「あなたは本当にオーナー?これを許可して大丈夫?」と確認されるのです。
これを許可するにはAppleIDやパスワードが必要になります。
海外でこういった症状に困らないためにもパスワードなどは覚えておきましょう。
海外SIMが繋がらない時の対処方法まとめ
最後に今回の海外でSIMが繋がらない時の対処方法をまとめます。
海外SIMトラブル時に確認すべき8項目
- 機内モードはオフになっているか確認
- モバイルデータ通信はオンになっているか確認
- SIMロックは解除されているか
- APN設定はしてあるか
- APNが正しく入力されているか
- 通信事業者が指定されているか
- 設定変更が反映されているか
- 電波はきちんと受信できているか
- スマホが周波数に対応しているか
このあたりを押さえておけば問題ないでしょう。
最近は日本にいる間に海外のSIMの購入手続きや受け取りができるものもありますので、海外旅行が慣れていない方はそういったサービスの利用も検討しましょう。
格安SIMで費用を抑えるのも大事ですが、海外でインターネットが繋がらないトラブルは本当に厄介です。
ぜひ渡航前に十分な準備をしておきましょう。
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