「なんかテンションが上がらない・・・」
「やらなきゃいけないと思っているのになぜか行動に移せない・・・」
「ダラダラしちゃう自分が嫌い・・・」
そんな時は少なからず誰にでもあると思います。
今日は『信頼がモチベーションにどのような変化をもたらすか』という話をしようと思います。
これだけ読むとちょっと突拍子もない話ですよね?
でもこれから話すのは自己啓発や精神論的な話ではありません。
あくまでもモチベーションという物をロジカルに考えて、『仕組みを知ることで扱い方がわかる』そんな記事にしたつもりです。
短い話ですし図解も入れましたので少々お付き合いください。
【この記事でわかること】
・信頼しているとはどんな状態なのか
・【図解】信頼がモチベーションにどう作用するのか
・やる気が出ないのはあなたの性格のじゃない
信頼の究極は疑いの心が0%であること
まずはモチベーションという言葉は忘れて、”信頼”というものについて普段の生活に置き換えて考えてみましょう。
『信頼=正しいと信じていること』と考えると反対の言葉は”疑い”ですね?
つまり、信頼しきっている状態=疑いの気持ちが0%であることと言えます。
みなさんはこんな風に生活していますか?
「電車に乗ろう!でもこの時刻表はもしかしたらすべてデタラメかもしれない」
「レストランへ行こう!でもこのメニューの料理は実際はないかもしれない」
「旅行へ行こう!でもこのeチケットはフェイクなのかもしれない」
世の中のすべてに疑いの心を持ちながら生きるのはものすごく疲れそうですよね?
なので私たちは無意識に自分が、より信頼している選択を選ぶことでストレスを軽減しながら生活をしていることが多くあります。
いちいち疑って疲れたくないから信頼できる情報や物、人を選んでいるということです。
そこでひとつ気付くのは、疑いが多いほど目的以外にも意識が散漫になってしまう点です。
「この会社はこの先、絶対に世の中を良くする!」と信じている社員と
「この会社がやっていることは正しいことなのだろうか」と疑う社員ではどちらが生産性が高いかは明確です。
つまり何かに強い情熱を向けられるかどうかの要因として、”向かっている方向を信頼しているかどうか”はとても重要であると言えます。
モチベーションややる気は決して精神論ではない!
社会や大人に不信感を持つ若い世代が「何を目指して生きて行ったらいいか分からない」と感じるように、信頼がない状態と言うのは、向かっている方向以外にも「もしかしたらこっちが正しいのかもしれない」「もしかしたら自分が目指しているものは間違っているかもしれない」とムダにエネルギーを奪われてしまっている状態です。
一方、自分が進んでいる道や目標に対して信頼している状態は、疑いの気持ちによって意識が他に向けられることが少ないので多くのエネルギーをひとつの方向に向けて使用することができます。
「彼は情熱がある」なんて言い方をしますが、要するに彼は”ただ向かっている方向に対して疑いがないだけの状態”なんだと考えると、決して彼が特別な人間だからではないということがわかります。
信じるか疑うかはパワーの話ではなく捉え方の問題なので、情熱ややる気、モチベーションは決して精神論ではないということが言えます。
バカになれる人=疑わず行動に集中出来る人とは良く言ったものですね。
目標に対してエネルギーを注げるかどうかは、持っているエネルギーを増やしたり向かっている方向を再確認する前に、それを邪魔してしまっている疑いのベクトルすべてを切り離してしまうことができれば、私たちの行動は一気に加速します。
まとめ:やる気が出ないのはあなたの性格のせいではない
そしてこれは自分に対してだけではなく、お客さまとの関係に信頼が必要だという理由も、購入や契約などのひとつの目的に対して使えるエネルギーを、どれだけ自分に向けてもらえるかということに繋がるのです。
なかなか行動できなかったり、モチベーションが上がらない理由はあなたの何かが足りないからではありません。
まだいろんな方向に疑いを持っているからです。
物を手放すように疑いの断捨離をすることで人の行動は驚くほど変わります。
人を身軽にするのはいつも『足りない物を足す』ことではなく『要らない物を引く』作業から。
選択肢や情報が多い現代に生きるコツです。