「シンガポールには18種類のコーヒーがあるんだよ」
衝撃的な一言を発したシンガポール人の友人。
たくさんあるシンガポールコーヒーの違いと頼み方は?
そもそもシンガポールのローカルコーヒー、コピ(Kopi)とは?
今回はシンガポールを楽しむためにローカルのコーヒー『コピ(Kopi)』の楽しみ方をお伝えしようと思います。
【この記事の内容】
・シンガポールのローカルコーヒー『コピ』とは?
・多様過ぎるコピの種類と違いは?
・自分好みのコピを見つけよう
シンガポールのローカルコーヒー『コピ(kopi)』とは?
シンガポールはコーヒーの事を『コピ(Kopi)』と言います。
英語が共用語なのでもちろんコーヒーでも通じる場合が多いですが、メニューにはきちんとKopiと書かれていますし、その種類を知る事でさらに現地ならではのコーヒ−を楽しむ事ができます。
シンガポール内にもスターバックスのようなカフェはたくさんありますが、そこで頼むコーヒーとローカルのコピは同じコーヒーとはいえ根本が少し違います。
基本は超甘いコピ(Kopi)
まず一番違うのは『基本的に超甘い』という点。
何も言わず「コピください」と頼むと、砂糖と練乳が入っためちゃくちゃ甘いコーヒーが出てきます。
まずそれが基本形なのです。
なのでブラックコーヒーを頼みたかったり、砂糖やミルクを控えめにして欲しい場合は「コピに砂糖もミルクもなし」や「コピの砂糖控えめで」というようなオーダーの仕方をしないといけないのです。
その方法は下の項目でご紹介しますね。
豆の焙煎方法も違うコピ(Kopi)
余談ですが、コピは通常の焙煎方法から違います。
通常は豆だけ焙煎するところを、初めから砂糖やバター(マーガリン)を加えてコーヒー豆を煎っているのです。
なんかこれだけ聞いても糖分と油分だらけでヤバい飲み物みたいですね(笑)
でもこれがシンガポールのローカルコーヒー『コピ』なのです。
コピ(Kopi)の分類はまず3種類に分ける事から
冒頭で「コピは18種類ある」と言いましたが、これはいう人によって違って20以上あると言うシンガポール人もいます。
要するに細かく分類すれば膨大な種類になってしまうほど、自分の好みにオーダーできるのがコピです。
今回ボクがご紹介できるのは一部になりますがメインどころをまとめていきます。
まず第一に抑えておくべき事は『コピはまず3種類に分ける事ができる』という点です。
コピ(Kopi):砂糖+練乳入りの基本形
まずは先ほどもご紹介した基本形が『コピ(Kopi)』です。
コピはコーヒー+砂糖+練乳で元々ボクたち日本人にとっては超甘いコーヒーが出てくる事を覚えておきましょう。
コピ オ(Kopi-O):コピの練乳抜き
次は『コピ オ(Kopi-O)』です。
こちらはコピの練乳抜き、つまりコーヒー+砂糖の組み合わせです。
練乳の甘さがなくなるので少し飲みやすくなりましたね(笑)
【雑学】
ブラックコーヒーとは本来、無糖コーヒーの事ではなくミルクが入っていない物の事を指します。
コピ シー(Kopi-C):コピにさらにミルク
最後のひとつは『コピ シー(Kopi-C)』。
こちらは基本のコピにさらにミルクを足したものです。
でも安心してください。
足すのは甘甘の練乳ではなくエバミルクと呼ばれる無料練乳です。
コピがさらに濃厚になる感じです。
人や店によって「コピ シーはコピにエバミルクを足したものではなく、練乳の代わりに入れたものだ」という人もいますが基本はミルク多めの甘いコーヒーという認識だけしていただいて間違いはありません。
【図解】もっと細かいコピ(Kopi)の種類一覧
コピ(Kopi)、コピ オ(Kopi-O)、コピ シー(Kopi-C)の3種類に分かれる事をお伝えしましたが、疑問の残っている方がいらっしゃいますね?
「砂糖もミルクも入っていないブラックコーヒーが出てきていない」と。
無糖のブラックコーヒーも含め図解でまとめた物が上の画像(保存用)です!
ブラックコーヒーを意味する『コピ オ コソン(Kopi-O Kosong)』はコピ オの仲間に入るのがわかりますね。
コソン(Kosong)は「からっぽ」の意味で何も入れてないコピ オという事になります。
ブラックコーヒーを頼みたい方は「コピオコソン プリーズ」でOKです。
その他の違いを見ていきましょう。
無糖 | Kosong | コソン |
砂糖少なめ | Siew Dai | シュウタイ |
コーヒー少なめ | Po | ポ |
コーヒー多め | Gau(Gao) | ガオ |
濃いコーヒー | Di Lo | ディロ |
ミルク多め | Gah Dai | ガータイ |
こちらが細かい注文の方法です。
基本の3種類の後ろにそれぞれこの言葉を付け加えれば自分好みのコピの完成です!
【まとめ】シンガポールローカルコーヒー『コピ(Kopi)』のすべて
以上がシンガポールでローカルコーヒー『コピ(Kopi)』を楽しむ方法です!
最後に今回の内容をまとめます。
コピの主な3種類+ブラックコーヒー
コピ(Kopi) | コーヒー+砂糖+練乳 |
コピ オ(Kopi-O) | コーヒー+砂糖 |
コピ シー(Kopi-C) | コーヒー+砂糖+無糖練乳 |
コピ オ コソン(Kopi-O Kosong) | 無糖ブラックコーヒー |
細かいオーダー方法
無糖 | Kosong | コソン |
砂糖少なめ | Siew Dai | シュウタイ |
コーヒー少なめ | Po | ポ |
コーヒー多め | Gau(Gao) | ガオ |
濃いコーヒー | Di Lo | ディロ |
ミルク多め | Gah Dai | ガータイ |
その他にもミロ(シンガポールでの発音は”マイロ”)を混ぜた物や、コーヒーと紅茶を半々に割った物などめちゃくちゃたくさんの種類があります。
シンガポールに来た際はちょっと変わったコピにも挑戦してみてくださいね!
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