海外生活・長期滞在する人が持っておくべき覚悟
突然ですが、実家の祖父が亡くなりました。
二世帯だったでの生まれてから高校卒業までいっしょに暮らしたじいちゃんです。
今年の正月には体調が万全ではないのにボクといっしょに一升瓶を空けてくれました。
セブに来てからまだたったの1週間ですが、今帰省のために成田空港にいます。
連絡を受けたのは昨日の午前中で幸いお通夜は2日後、告別式もその翌日。
上司に相談したところ「やむを得ない状況ですので」ということで、ボクの帰国したい意志を尊重していただけました。
本当にうれしい・・・。
「明日中(21日)に帰れば間に合う!」
すぐにチケットを取りました。
海外からでもきちんとお別れできることが本当に嬉しいし、協力いただいた方に感謝でいっぱい。
みなさんも海外に限らず家族の近くに住んでいない方々もたくさんいると思います。
ですがひとつお話したいのは、日本を離れて暮らす人間の覚悟として
『親族とのお別れは一生において、絶対にケチってはいけないお金の1つだ』
ということ。
物理的に間に合うのであれば絶対にすぐにまわりの了承を得てバババっとチケットを取ってください。
これは今回ボクがセブへ行くにあたり出発前にある方からも念を押されたことです。
「遠くにいても親族との関係は絶対にないがしろにするな」
その言葉もあってボクは上司が許してくれる限りすぐにチケットを取る気持ちがありました。
当日や明日のチケット予約は当然高い。
早割なんかと比べると倍以上したりします。
でももう一度言います。
「遠くに住むならその覚悟を必ず持ちながら生活してほしい」
時間的に間に合うかどうかではなく「お金が高いから」と自分の都合を優先したら、きっと後悔まではいかないものの一生のうちで何度もこの出来事が頭をよぎると思います。
どんなに関係がうまくいってなかった人だとしてもです。
ボクは今回間に合って本当によかった。
これからじいちゃんに会えるのが本当にうれしい。
だからみなさんも同じような境遇、同じような状況になった時に、帰ろうかどうかを悩む時間があったらすぐにでもチケットを取るなりの行動に移してほしい。
そう思って書きました。
家族から遠く離れて生活する人たちへ。
『そのコストは一生のうちで絶対にケチってはいけないコストのうちのひとつです』
故人へのお別れと同時にその故人を大切に思っていた人の寂しさや悲しさを少し肩代わりしてあげることでもあります。
現代に生きるボクたちが得意なシェアですよ。
さぁもう少しで新千歳行きの飛行機だ。
ボクもこれを書いていてすこし気持ちを紛らわすことができました。
じいちゃん待っててな。
日本酒持ってこうか?