【音楽CDの処分】500枚すべてを手放した具体的な方法

 

「音楽CDを減らしたいのに捨てられない」

「ミニマリストはCDをどうしてるの?」

「もったいないという気持ちが邪魔をする」

以前本の処分方法を具体的に紹介させていただきましたが、今回は音楽CDについてお話していきましょう。

 

【本の処分方法】この5つ以外にない!断捨離ができないあなたへ

【本の処分方法】この5つ以外にない!断捨離ができないあなたへ

 

ボクはミニマリストを目指していた訳ではなく、身軽に生きたいと思っていたら気が付くといつの間にかスーツケース1個で生きていたっていう人です。

当然現在持っているCDの数は0枚。

しかし以前はインディーズバンドを発掘するのが大好きで、家には500枚くらいのCDがありました

 

本と同様に音楽CDも処分するのに時間がかかった物のひとつ。

今回はボクが実際にどのように500枚のCDを処分していったのか。

その方法についてお話したいと思います。

 

【この記事の内容】

・CDの具体的な処分方法

・処分しようと思うと処分できない?

・手放すという事のポジティブな捉え方

 

 

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音楽CDを処分するための具体的な方法

 

まずは出来るかどうか、実際にやるかどうかは別としてCDの具体的な処分方法をご紹介していきましょう。

 

ステップ1:ポータブル音楽プレイヤーを用意する

まずは何と言っても必要なのはi-podのようなポータブル音楽プレイヤーです。

持っていない人は買いましょう。

 

オススメなのはウォークマン。

パソコンがWindowsでもMacでもどちらでも問題なく使用できましたし、ノイズキャンセリングという外部の雑音をカットしてくれる機能が優秀で小さい音でも周りの音が聞こえません(妻の声も聞こえないのはたまにマズい笑)。

 

保存したい曲数に応じて容量はいろいろありますがボクは16Gを持っていて現在3200曲くらい入っていてまだ2Gの空きがあります。

超高音質を求めなけば計算としては『保存したい曲数÷200=買うべき容量(GB)』くらいで考えていいでしょう。

 

ステップ2:PC+音楽プレイヤーに保存する

さてポータブルプレイヤーを買ったら次はさっそく保存です。

持っているCDを片っ端からデータとしてパソコンと音楽プレイヤーに保存しましょう。

作業の中で「もう絶対聞かないな」という物は、この時に処分しても構いません。

 

まずはPCへの移行が終わらないと「捨てちゃったらもう聞けなくなる」という気持ちが邪魔して一向に処分は進みません。

CDを処分するかどうかは後から決めてもいいのでまずはデータにしましょう。

 

パソコンとウォークマン両方に保存するのは今後の為やバックアップとして。

保存先が1か所だとそれこそ何かあった時にまた音源を手に入れないと聞けなくなってしまうので2か所保存がオススメです。

 

ステップ3:音楽プレイヤー用のスピーカーを買う

こちらは“もし可能なら”程度の提案ですが、プレイヤーと直接繋いで使えるスピーカーを購入し、自分の部屋に設置してください。

ウォークマン専用のスピーカーなどで高音質で使いやすい物が売っているのでチェックしてみてください。

 

ここでやっている作業は“少しずつCDの必要性を感じなくさせる”という事です。

ウォークマンを部屋でもそのまま音源として使用することでCDが活躍することがほぼなくなります。

そういった環境に慣れることで「CDはなくてもいいかも」と感じ始めます。

 

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ステップ4:CD処分を開始する

CDを処分する前に準備したことはこれだけで、あとは思い切って処分するだけ。

先に言います。

 

『お金に換えることは期待しないでください』

 

処分する方法はみなさんが思い付くように『売る、渡す、捨てる』くらいしかありません。

少しでもお金に換えたい気持ちはあると思いますが、売っても二束三文にしかならないことはあらかじめ覚悟しておくこと。

ボクも限定仕様版や○○枚限定なんてCDはたくさん持っていましたが、どれも微々たる値段にしかなりませんでした。

 

しかし逆にこう感じました。

「この時代において、必要価値の低い物に場所を取られていたんだな」って。

(あくまでの値段が付かないという意味で、です)

 

そう思うことでしばらく聞いていなかったCDはすんなり手放す事ができましたが、やっぱり頭の中では「本当にこいつに価値がないのかな?」って思う事もあったんです。

そう、その価値とはボクの処分したい気持ちを妨げていた『思い出』という価値でした。

 

話を続けましょう。

 

 

音楽CDは“処分”すると捨てられない意味とは

 

少し矛盾した事を言うようですが、CDを手放していきたいなら“処分”しようとしてはいけません。

 

「じゃあ減っていかないじゃないか!」って?

いえ、やってる事は同じなのですが手放すという行動の捉え方を考えない限り、CDを減らすことはなかなか難しいのです。

 

具体的にいうと“処分する”ではなく“いったん整理する”と捉えることから始めてください。

 

ボクの場合、CDが手放せない理由はそれに掛けたお金より思い出だったんです。

みなさんもどのCDにも何となく思い浮かぶ過去の自分がいるハズ。

 

「あの時の彼女と聞いたな」とか。

「あのメンバーでカラオケ行った時の定番だったな」とか。

「この限定版を手に入れるために苦労したな」とか。

 

どんなCDにも多かれ少なかれ思い出があるハズ。

それがCDを処分できない一番の理由だったのです。

 

ここでボクなりのアドバイス。

『一度は手放す。でももしまた欲しいと思ったらもう一度買う』

まずはそういうつもりで手放してみて下さい。

 

いったん整理して万が一また欲しいと思ったら、その時は買い直そうっていう気持ちでいていいですという事です。

最初に書いた通りボクはミニマリストではないので「少なければ少ないほど人生が豊かになる」と言うつもりはありません。

 

しかし実際にこの気持ちでCDを手放してみて、もう一度買いなおした物は今の所ありません。

持っていた曲はウォークマンにすべて入っていますし、YouTubeでも大体聞ける。

 

もし1度手放して、それでも手元に戻したいと感じたなら、それをバカな行為だとは思わないでください。

買い直す際は中古ならAmazonで1円で買えたりもするので大きなムダにはならないでしょうし、むしろそういった整理を経て自分の思いを再確認できたなら、その気持ちを忘れず大切に持っておくべきだと思います。

 

 

500枚の音楽CDを手放すには2年かかった

 

最後に自分が500枚のCDを手放すのにかかった年月をお伝えしましょう。

 

『約2年』

 

これが1枚残らずすべてのCDを手放すのにかかった年月です。

最初はまず年末の大掃除のタイミングで『今年1度も聞かなかったCD』から処分しました。

ウォークマンに入っているからと言ってすぐにすべてを手放すことはできなかったのです。

 

『1度にCDすべてを処分できたミニマリストはいない』

あえて強く断言します。

※もしオレは出来たっていう人がいれば教えてください。

 

例外なくボクも同じで最初は10分の1程度の処分しかできなかったのを記憶しています。

それを始めてからまずは新しいCDを買い足すことがなくなり、徐々に「これはあえて手元に置いておかなくてもいいな」と思える物が増えていったのです。

 

処分の方法が知りたくてこの記事を読んでくれた方には申し訳ありませんが、いきなりすべてを処分したり2度とCDは手にしない!なんて極端な事をゴールにはしないでください。

もし勢いですべて処分できたとしても心のダメージが大きすぎます(笑)

 

長くなってきたのでまとめますが、ボクがこの記事で一番言いたかったのは処分=一生のお別れではなく、物に対する気持ちを再確認する機会とするだけでもいいんじゃないかってことです。

これはCD以外の物の処分にも言えますが、再購入することでまた手に入る物は『いったん世の中に預かっておいてもらう』と考える事から始めてみましょう。