「日本人の移住で人気のマレーシアってどんな国?」
「マレーシア就職に興味はあるんだけど」
「実際に住んでる人の話を聞いてみたい」
※こちらの記事は2019年6月現在の物です。東南アジアは変化が速いのでなるべく新しい情報を得ることをおすすめします。
こんにちは。
スーツケース1個分の荷物でシンガポール生活をしているろぺです。
ボク自身、縁あって海外転職を果たす事が出来た人間の1人です。
先日『海外就職について』という広い視点でGJJさんにインタビューをさせていただきました。
今回はさらに国を絞って移住先としても人気の『マレーシア就職のリアル』についてまとめていこうと思います。
なんと今回もマレーシア就職エージェントの『KL-WING』水野さんにお話が聞けたので、インタビュー形式でご紹介していこうと思います!
→マレーシア専門だから強い!マレーシア就職なら『KL-WING』
マレーシアってどんな国?
元々、水野さんはボクがマレーシアにいた時にお世話になった方。
出だし早々お互いの話でかなり脱線してしましたが、みなさんにはちゃんと中身のある話から始めて行きましょう(笑)
私にとっては本当に住みやすい国です。
街の利便性や生活水準の事ではなく、多民族国家として『みんな違っていて当たり前』という価値観が根底にあるため、日本人である前に私個人として受け入れてくれる寛容さがあります。
そういった面で「マレーシアの人は優しい」と言う方が多いんだと思います。
えー、なんでしょう・・・
あまり思い浮かばないですが、文化の違いを感じる事はあります。
イスラム教徒が多い国なのでトイレが水びたしだったり。
でもあんまり思い浮かばないです(笑)
これは聞く人が間違っていました、水野さんはマレーシア大好きな方なので(笑)
でもボク自身もクアラルンプールにいましたが、大きなストレスが思い出せないんですよね。
日本人だからといってぞんざいに扱われた事もないですし。
あ、車の渋滞はひどいです。
帰宅ラッシュ時は特に。
あとクアラルンプールの前に住んでいたセブ島(フィリピン)と比べると、娯楽は少ない気がしますね。
それもイスラム教徒はお酒を飲まない事と繋がるのかもしれないですけど。
パリピには少し息苦しい国かもしれません(笑)
マレーシアで働く日本人の現状とは?
まず需要の多い物として第一に挙げられるのはコールセンターです。
対日本人の対応の案件が多いですが、英語力によっては他国相手の物もあります。
しかし日本人への対応がまったく必要ないという企業は少ないですね。
次に多いのは営業職。
製造業やウェブマーケット、商社などの案件も増えています。
しかし需要の多い案件もタイミングによって異なるので、その都度チェックされることをおすすめします。
具体的にお答えするのは難しい項目ですが、確実に言えることはクアラルンプール近郊の物価の上昇が激しく、それに応じて日本人の月額給料も増えている傾向にあるという事です。
日本人がマレーシアで働くには最低5,000リンギット(約13万円)以上という規定がありますが、5,000リンギットでの求人は以前と比べて少なくなりました。
家賃は人によりますが、現地採用の日本人がよく選ぶ価格帯としては月1,500~2,500リンギットの間が多いです。
ボクが生活していた頃(約1年前)と比べてみても、マレーシアの物価は急速に上がっているように感じます。
それに合わせて現地採用で働く日本人の給料も上がっているんですね。
主観ですが、一昔前に流行った『ひと月10万円で暮らせる』というのは、もう現実的ではなくっていると言えるでしょう。
就労ビザの種類と取得条件。新卒からでも働ける?
就労ビザは3種類あります。
カテゴリ1、カテゴリ2、カテゴリ3と別れていますが、現地採用の方に該当するのはほとんどカテゴリ2です。
カテゴリ毎に月収の範囲が決まっていてカテゴリ2は5,000~9,999リンギット(約13~26万円)の方が対象となるビザで、家族の滞在も可能となります。
取得の基準としては主に学歴に応じた就業経験。
高卒なら10年、短大や専門卒だと5年、大卒なら2年が平均ですが、職種によっては新卒OKの求人もあります。
しかしこれは条件として明確にされている訳ではなく、就労ビザの取得を踏まえて企業側が求めてくる事が多いという意味です。
簡単ではありませんが、先述の通り新卒でも応募可能な求人はあります。
主にMSCステータスを持つコールセンターでのお仕事になりますが、場合によっては高い英語力を要するものもあります。
※MSCステータス=外資のIT企業に対し発行される認証・優遇処置
新卒でマレーシアで働きたい場合は少し条件は厳しくなるようですが、チャンスがない訳ではないようです。
特にIT関係のスキルだったり、案件としても多いコールセンターなどのお仕事は日本での就業経験なしでも可能性アリですね。
とはいえ、「マレーシアで働けるならなんでもいい」という選択の仕方はおすすめできません。
あくまでも自分が何をやりたいか、自分の持っている能力を活かせるかどうかなどを考慮することも重要だと感じます。
マレーシア就職で求められる英語力とスキルについて
マレーシアの求人案件には語学不問の物もありますが主にふたつの傾向が見られます。
まずはお仕事で関わる人が日本人のみで、全く英語を使わないパターン。
もう一つは英語力が足りないとしても、マレーシアに来た後どの様に伸ばして行くつもりなのかという意志を見たいというパターンです。
しかし海外で暮らすという点において英語の準備や習得する意思がない方は、日常生活にも支障が出てくるのでおすすめできません。
当然、専門性やマネージメント力は重宝されます。
その他、企業が日本人を採用するメリットとして『日本人マーケットの面倒を見てもらいたい』という場合がほとんどですので、海外で働く上での柔軟さと日本人相手への基本的な対応力。
この両方を兼ね備えてる必要がありますね。
現地の人とのやり取りで自分の当たり前に捉われない柔軟性が必要。
でも日本の社会性もきちんと理解して日本人相手の対応ができる。
これはボク自身も強く再認識する部分でした。
日本での就労経験なくいきなり海外で働く事に否定的な意見もありますが、こういった環境は日本国内の企業で学べることも同時に伸ばしていけると言えるかもしれませんね。
【オンライン英会話の継続は難しくない!】
マレーシア就職は海外進出の一歩として最適な選択
英語を伸ばしたい!自分を成長させたい!という意欲の高い方に合っています。
マレーシアは他のアジアの国の様に日常生活で現地語を覚える必要がありません。
ネイティブレベルの英語力がない場合も、仕事だけでなく実生活ん中で伸ばして行ける環境が整っています。
あとはマルチカルチュラルな環境で働きたい方。
多国籍な人が働く環境で連携を取ったり協力しあう経験は必ず次のステップにも生かせるはずです。
実際に住んでいた人の話を聞いても現地での生活感はなかなか掴みづらいと思います。
しかし日本での生活と現地の生活にどれくらいギャップがあるのかは誰もが気になる部分だと思うんです。
KL-WINGではその為に海外就職だけじゃなく、現地の生活感が伝わるようにブログを更新しています。
これはマレーシアに住んでいる人よりもマレーシア就職を考えている人に見てもらいたいですね。
宣伝になっちゃいました(笑)
条件を満たせば、まだまだ就労ビザを取得しやすい国と言えます。
海外就職を望む人にとっては語学力のハードルも含め、挑戦しやすい国です。
マレーシアは外国人が入って来やすく、自分を高めるチャンスもたくさんあるので、これまでの経験を活かしたい方も、さらに次のステップを考えている方にもおすすめの国です。
【まとめ】私個人として挑戦とステップアップができる国
30分のつもりが、余計な話も重なって結局1時間以上のインタビューになってしまいました。
インタビュアー失格ですね(笑)
KL-WINGの水野さんにマレーシア就職のリアルを聞いてきましたが、大変貴重なお話を聞く事ができました。
今後海外就職をしたいと考えている方にはきっと良いヒントになったと思います。
かなり長いインタビューになってしまったので、改めて内容をまとめてみましょう。
・物価が上昇中。給料も上昇中
・ある程度の英語の準備は必要
・人種や国籍以上に個人に向き合った環境
・条件を満たせばまだまだ就労ビザは下りやすい国
・英語力、専門スキル共に次のステップに生かせるチャンスがいっぱい
ボクも以前クアラルンプールにいましたが、生活の上で「もうこんな国ムリ!」って感じる方はほとんどいないんじゃないかなと思います。
日本人もたくさんいるので、自ら行動すればちゃんと仲のいい友達も出来るはずです。
英語が苦手だからと言って白い目で見られることもないし、日本人だからと言って周りとは違う対応を受ける事もない。
実はどの国でも外国人が『よそ者』として見られない国はとても稀です。
多国籍な環境の中で個人としての挑戦、ステップアップをしたい方にはぜひおすすめの国だと言えるでしょう。
→マレーシア専門だから強い!マレーシア就職なら『KL-WING』
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