「東南アジアはぼったくりタクシーが多いと聞いて怖い」
「英語が話せないから金額交渉する自信がない」
「乗った後も正しいルートを走ってくれるか心配」
東南アジアへ旅行へ行く際、こんな心配や不安を持っている方も多いはず。
これを書いているボク自身、東南アジアの国はいろいろ行きましたしフィリピン、マレーシア、シンガポールに関しては実際に生活もしていました。
その生活の中で最もストレスに感じるのがタクシー運転手とのやりとり。
外国人だと分かればまず通常の倍くらいの金額を受け取とろうとするのは当たり前。
もっと悪質な例を挙げればキリがありません。
相場は把握しているので最終的に通常の金額にはもっていけるのですが、毎回その交渉をするのが本当に面倒臭いんです(日本とシンガポールっていい国だな~)。
そこでそんなストレスフルなタクシーのやり取りを一発解消するための『Grab(グラブ)タクシー』というアプリをご紹介したいと思います。
この記事の内容
・Grab(グラブ)の特徴とおすすめの理由
・【画像付き】Grab(グラブ)の使い方
・Grab(グラブ)使用時の注意事項
最強のぼったくり対策Grab(グラブ)がオススメな4つの理由
Grabとは東南アジア内でかなりポピュラーなタクシーの配車アプリです。
世界的にはUber(ウーバー)の方が有名かと思いますが、東南アジアでは両方使える場合も現地民はGrabを使っているケースが多いです。
まずはGrabがオススメの理由からご紹介しましょう。
Grabがオススメの理由①:値段が固定されている
Grabの一番のメリットは何と言っても値段が固定されていること。
乗る場所と降りる場所を指定した時点で金額が決まるので、ドライバーにあーだこーだ言われて交渉する必要はありませんし、現地民も利用しているので当然普通の金額設定で乗ることができます。
※注意事項の項目に補足があります。
Grabがオススメの理由②:ドライバー評価システム有り
Grabで配車を申し込んだ際、実際にその車に乗る前に☆の数でドライバーの評価を見ることができます。
過去に利用した人が車を降りた後に評価する方法を取っているので、対応が悪かったり金銭面でのトラブルがあった経歴がある場合など何らかの問題があった場合は確認することができます。
とはいえ大体の場合は☆5つのドライバーばかりなので過度に警戒する必要はありません。
逆に☆3つや☆4つのドライバーは何かあった可能性があるので注意した方がいいかもしれません。
※めったに当たりません。
Grabがオススメの理由③:話す必要がない
これは海外旅行においてデメリットでもあるかもしれませんが、基本的に運転手と話す必要がありません。
来てほしい場所と行きたい場所を設定して申し込めば、近くにいるドライバーが内容を合意した上で受けてくれるので実際に話をする必要はありません。
乗った時に名前と、行き先をもう一度確認させることがあるのでその準備だけしておいてください。
Grabがオススメの理由④:東南アジアではUberよりシェアが上
Grabを使えるすべての国で確認した訳ではありませんが、東南アジアではUberよりもGrabの方がシェア率が上です。
シェアが多いという事は車の台数も多いので利用したい際に捕まり易いですし、目的地が遠かったり田舎など少し面倒な場所へ行く際もOKしてくれる可能性が高いです。
Grabを使える国はこちら
・タイ
・フィリピン
・マレーシア
・シンガポール
・ベトナム
・インドネシア
・ミャンマー
GrabやUberを使ってみると、日本に同様のサービスがないのが本当に不便に感じてしまいます。
【画像付き】Grab(グラブ)の実際の使い方
Grabの操作は基本的に英語ですが、少しの理解でかんたんに使えるのでご安心ください。
それでは実際の使用方法を見ていきましょう。
※ここでは初めて利用した人や旅行者用に基本的な使い方のみの紹介でなるべく簡潔な内容にしました。
Grabの使い方①:アプリをインストール&登録
まずはアプリをインストールしてユーザー登録する必要があります。
別に難しくないのでこれは省略してもいいですか?(笑)
電話番号かFacebook、Googleアカウントのどれかで登録できます。
電話番号での登録がオススメですがSMS(ショートメール)が送られてくるので、受信できるように設定しておいてください。
クレジットカードの登録もできますが長期滞在でない限り支払いは現金でいいでしょう。
Grabの使い方②:配車サービス[Transport]を選択
東南アジアで大人気のGrabはタクシー以外のサービスもアプリ内に用意されています。
Grabを開いたら[Transport]と書かれた配車サービスを選択。
Grabの使い方③:ピックアップしてもらう場所を指定
まずはピックアップしてもらう場所を指定。
青いピンを動かして現在地周辺の緑のポイントの中で指定の場所を選択。
Grabの使い方④:行き先を指定
先ほどの画面の[I’m going to…]の場所をタップして行き先を指定。
文字を入力して候補の中から、もしくは画面右上の地図マーク?から選択。
Grabの使い方⑤:配車サービスはJust Grabを選択
この様な画面になるので[Just Grab]を選択。
大きな車を指定したり、他の人と相乗りして安くするようなサービスもありますが、慣れるまでは通常の配車方法でOKです。
Grabの使い方⑥:金額、内容を確認して検索開始
ピックアップ場所、行き先、金額を確認したら[Book]のボタンで決定。
ちなみにクレジットカードを登録していない場合、支払い方法がCash(現金)になっている事も念のため確認しましょう。
※金額を変更することはできませんし、時間帯によって変わる場合もあります。
Grabの使い方⑦:ドライバーを確認して依頼へ
[Book]ボタンを押すとすぐに近くにいるドライバーの検索を開始します。場所や時間帯によってはすぐに捕まらない場所もありますが、ここでは根気よく待つしかありません。
行き先や金額を承諾してくれたドライバーが見つかるとこのような画面になります。
OKであれば[Just Grab]のボタンを押しましょう。
※車のナンバーを覚えておきましょう。
Grabの使い方⑧:ドライバーの到着を待つ
到着予定時刻を確認してドライバーを待ちましょう。
車のナンバーで到着を確認。
ドライバーとのやり取りは基本的に必要ありませんが、万が一お互いを見付けられない場合は電話。
電話する自信がない場合は定型文が用意されたテキスト機能も使用できます。
Grabの使い方⑨:到着後ドライバーの評価して終了
無事ピックアップできた後は指定した目的地へ向かってもらうだけ。
到着したら予め決めた金額を支払ってください。
降りた後ドライバーを評価する画面が出るので☆の数で評価したら終了です。
Grab(グラブ)タクシー使用時の3つの注意事項
最後にGrabを使用する時の注意事項をまとめて終わりましょう。
注意事項①:有料道路の通行料が加算
まず知っておいてほしいのは、Grabで決められた金額以上のお金がかかる場合があること。
それは『有料の道路を使用した際』です。
高速道路などの有料道路を使用した際はその分のお金がプラスで加算されます。
ボクの住むシンガポールでもERPという通行料がかかる道路がありますし、クアラルンプール市街でも「高速を使ってもいいか?」と聞かれる事が良くありました。
その点だけは事前に[○○(国名) 有料道路]などで検索しておく事をおすすめします。
注意事項②:オンラインでの使用が基本
次に大事なのはGrabは『オンラインでの使用』が基本だという点。
Wi-Fi環境がなかったり海外利用できるSIMを用意しないと使うことができません。
「どちらも用意していないんだけど」という強者に裏技?をご紹介するとすれば『ピックアップ場所をスタバなどにすること』です。
スタバじゃなくてもいいんですが、フリーWi-Fiがある場所でその電波を使って車を待てばOKです。
あとは電波がなくても行き先は登録してあるので問題ないでしょう。
※電波状況によってはドライバーに迷惑をかけるので出来れば避けてほしい方法です。
注意事項③:電話がかかってくる可能性もあり
これは注意事項というか心の準備の問題ですが、うまくピックアップが出来ない場合ドライバーから電話がかかってくる事があります。
単純に語学に自信がない場合はテンパりますし、使用している電話のプランによっては高額になる可能性があるので一応確認しておいてください。
【結論】東南アジアへ行くならGrab(グラブ)は事前インストール必須
ということで東南アジア旅行の際の必須アプリGrabのご紹介でした。
記事のまとめをします。
【Grabがオススメな理由】
- 金額固定でボッタクリリスク少
- ドライバー評価システム有
- 運転手と話す必要なし
- 東南アジアのシェアがUberより上
【使い方】
- 基本的にピックアップ場所と行き先、金額を確認すればあとはOK
【注意事項】
- 有料道路は追加請求される
- 電波がないと使えない
- 電話がかかってくるかも
以上です。
冒頭でもお話しした通り、東南アジア旅行時の一番のストレスと言っても過言ではないタクシー運転手とのやりとり。
こればっかりは語学の問題だけでは回避できません。
はっきり言って移動がスムーズかどうかは旅行の内容を左右する重要な要素です。
現地の人とのコミュニケーションがしたかったらタクシーよりBARの方が断然楽しいので、移動はGrabでサクッとしてしまいましょう(笑)
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